△引退間際のリバイバル塗装。やっぱり100系はこの色が一番似合うと思う。
1985(昭和60)年に国鉄が開発した、新幹線電車である。国鉄時代はX編成が製造されていたが、国鉄民営化後になっても、引き続きJR東海とJR西日本によってG編成、V編成(3000番台)が製造された。
100系最大の特徴は、1編成あたり2両(V編成は4両)組み込まれていた2階建て中間車であるが、中途半端に付随車を編成に組み込むことになってしまったため、0系よりも改造が難しく、寿命を縮めてしまった一面もある。
●K編成・P編成
本形式の中では最後まで残っていたグループ。基本的にはJR西日本所属であったV編成(グランドひかり)の短編成化改造車であるが、一部にはJR東海所属のG編成からの改造車もある。V編成の最高速度は100系の中では最速の230km/hであったが、本形式ヘ改造する際、走行用トランスポンダ車上子を撤去しているため、230km/h走行はできない。
なお、P編成は新幹線の営業用車両では最短となる4両編成である。東海道新幹線とは似て非なる山陽新幹線のローカルさを存分に演出している。
△山陽新幹線スペシャル、4両編成の100系。
車体長が長いためか、大きく見える。
△「さくら」に追い越される100系「こだま」。
2011年3月撮影で、このようなシーンが見れたのは九州新幹線開業から100系引退までの1年間だけであった。