△九州を疾走する「白いかもめ」。
885系は、485系と783系で運転していた列車のスピードアップを目的に開発された車両で、「振り子式車両」である。よく例えられるのがドイツの高速鉄道ICEで、外観はモチーフにしたといっても過言ではないくらい似ている。
落ち着いた外観とは反面、内装は豪華で、普通車・グリーン車ともに本革張りのシートだったり、床はフローリングだったりと、JR九州らしい凝った作りの内装となっている。
登場時は黄色帯の「かもめ」車両だけだったが、後に青帯とエンブレムを変更した「白いソニック」用の車両も登場した。後に、予備車不足からくる運用の都合などで、エンブレムは撤去され、登場時からの黄色帯の車両も順次青帯に統一された。
△「白いソニック」用の885系。現在はこの青帯のカラーリングの885系しか見られない。
△885系の特徴である、正方形の行き先表示。
英語から日本語から行き先から座席の種類まで事細かに集約されている。