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761F/港山-梅津寺
△興居島をバックに快走する761F

 伊予鉄道700系は、1987(昭和62)年に登場した、伊予鉄道の通勤型電車である。元々は京王電鉄5000系で、110系や120系などの旧型車の置き換えを目的に購入された。京王電鉄の軌間が1372mmであり、伊予鉄道の1067mmと異なるため、導入に際しては台車・車軸を交換・改造している。
 登場当初は市内線の塗装と同じ塗り分けパターンであったが、後に塗装変更され現在に至る。また、冷房化の際には市内線と部品共通化のためか、路面電車用のクーラーを搭載している。
 また、京王電鉄5000系では、貫通扉下部に行先表示器があったが、本形式では埋められている。

 郊外線全線で運用されており、2両編成を2本併結し、伊予鉄道では最長となる4両編成を組成することもある。また、ラッシュ終わりには、3両編成の高浜方の先頭車一両のみを古町駅まで単行で回送するシーンも見られるなど、なかなかにバラエティ溢れる車両である。


△日中は主に2両で運転される。