トップ>鉄道写真>近郊型・通勤型車両>221系

 

 

ホシB15/山崎-島本間にて

△原形を保った221系。

 

 JR西日本が1989(平成元)年に投入した直流近郊型電車で、最高速度は120km/h。民営化発足当初、他のJRが新型特急車両の開発を進める中、JR西日本だけは近郊電車の開発を進め、誕生したのが、この221系である。デビュー後は新快速に投入され、120km/hの俊足を生かして、私鉄大国関西の牙城の切り崩しにかかった。

 歴代新快速が愛称を持っていたため、221系にも愛称として「アメニティライナー」が与えられたが全く浸透しなかった。(ちなみに、153系は「ブルーライナー」、117系は「シティライナー」である)

 117系が2扉車で乗客を捌くのに時間がかかったことを受け、3扉に回帰したものの、ロングシートを廃し転換クロスシートのみとした結果、「新快速=明るくて快適」というイメージを浸透させることに成功した。

 なお、登場からすでに25年がたっており、2013(平成25)年からは順次リニューアル工事が施工されており、外観に変化が生じている。
ホシA2/塩屋-須磨間にて
△リニューアル車の外観。

ヘッドライトのHID化やフロントガラスの形状変更、先頭への行き先表示器の追加やドアチャイムの装備、室内のシートの配置の変更など、改造内容は多岐にわたる。