トップ>架空鉄道紹介>久万線・久万線面河支線

 

 

●路線概要-久万線

 愛媛県砥部町から高知県佐川町までをむすぶ75.1kmの地方交通線です。終点西佐川駅からは土讃線に直通しており、直通先も含めた全長は100.7kmになる長大ローカル線です。また、御三戸駅からは面河(渋草)駅までの14.2kmの支線が分岐しています。

 砥部駅を発車した列車はしばらく砥部川に沿って市街地を進みます。砥部衝上断層が見えてきたら伊予岩屋駅です。伊予岩屋を出発した列車は一気に山を登ります。山間の伊予久谷駅を通り、松山平野を眼下に望むようになると標高720mの三坂峠最高地点です。しばらく進み、YRNグループでもっとも高い場所の駅である、標高575mの三坂駅を通過するとゆっくりと山を下り始めます。久万高原町の役場が見えてくると本路線の中心駅、久万駅です。久万駅を起終点とする列車も数多く、ここからは久万線のメインの区間になります。しばらく山間を久万川に沿って南下し、軍艦岩が見えてきたら2面3線で側線をもつ御三戸駅に到着です。御三戸駅からは面河方面に向かう支線が分岐し、支線の列車は3つある乗り場のうちの島式の3番線からのみ発車します。御三戸駅を発車した列車は久万川から面河川と名を変えた川に沿って進み、柳谷駅を過ぎて高知県に入ります。大渡・引地橋駅を過ぎ、開けた市街地に出ると仁淀川駅に到着です。仁淀川駅を発車し、大きな河川敷が見えると土佐越知駅を通ります。土佐越知駅から小さな峠を下ると、終点、西佐川駅です。

 

●路線概要-面河支線

 御三戸から面河(渋草)駅をむすぶ、14.2kmの支線です。支線のうち、列車の交換ができる駅が終点、面河(渋草)駅のみであるため、2本以上の列車が入線することができませんが、地域の足として公共交通の使命を果たしています。

 御三戸駅を発車した列車は、面河川の上流に向かってひたすら進みます。昔ながらの集落の中にある仕七川駅、面河渓との分岐にある通仙橋駅を過ぎると、旧・面河村の中心地にある面河(渋草)駅です。

 

●運行形態

 久万線内完結の列車がほとんどですが、朝夕には砥部線と直通する「直通快速」があります。ただ、伊予岩屋-三坂間に存在する「三坂峠越え」があるため、本数はさほど多くありません。また、全線にわたって5〜15本程度の本数であり、駅によっては5時間ほど列車が来ない駅もあります。

 砥部駅から高知駅まで全線通しの列車は、特急列車のほかに普通列車もありますが、貨物列車などは運転されていません。

 松山駅から面河(渋草)駅までは、観光列車として「SLえひめ号」が走っています。

 

●使用車両

 …直通快速・普通で運用。 ただし、(特記)のあるものは別。

 特急列車の後ろには使用列車名を記載。

 

 -特急列車

    ・2000系-せいりゅう(砥部-高知)

    ・キハ185系-臨時列車

 

 -普通列車

    ・キハ32系

    ・キハ47

    ・キハ185系

    ・DF50+旧型客車

 

 -観光列車

    ・C56+旧型客車-SLえひめ(松山-面河(渋草))