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ヒロS01/中野東〜瀬野

△瀬野八に挑む227系「Red Wing」

 

 227系は、2015(平成27)年に登場したJR西日本の直流近郊型電車である。広島地区にとっては115系3000番台以来、32年ぶりの新型電車であり、アーバン地区を除く山陽線ではJR化後初の新型電車である。…ある意味、満を持して登場した、とでもいうべきだろうか。

 

 225系のデザインを基に設計され、同系の特徴である全電動車、クラッシャブルゾーンの採用、シングルアームパンタの搭載などは踏襲されている。また、JR西日本の近郊型電車では初めてフルカラーLEDによる行き先表示となっており、種別・行き先を一緒の枠で表示するのも同社では初めてである。

 最高速度は110km/h。果たして、今まで115系の王国だった広島地区において、110km/h運転をしているのかどうかは不明。

 

 広島地区に投入される車両、ということで、厳島神社の大鳥居、宮島の紅葉、広島東洋カープのチームカラー等をイメージし、を基調としたデザインとなった。また、先頭には落成当初から転落防止幌が設置され、「先頭の幌が翼を広げているように見える」ことから「Red Wing」という愛称を授かった。(ライトを眼に見立てて『視界を狭めている』とは間違っても言ってはいけない)

 JR西日本が形式の愛称を設定するのは初めてではないが、車体にまで表記して大々的に広報しているのは初めてだと思われる。

 

 先述のように初めてづくしの車両であり、JR西日本らしからぬ先進さがにじみ出ている。

 

 2両編成と3両編成があり、2〜8両と非常に柔軟に編成を組成できるのも特徴であり、3編成を併結した列車なども見られる(2+3+3の8両編成)。

S03/広島〜天神川駅

△2両編成の227系。側面は225系と同じ窓割りとなっている。