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マツS5/高松駅

△特急「いしづち」用のS編成。

 

 JR四国8000系電車は1992年の観音寺〜新居浜間の電化開業に合わせて登場した特急電車で、特急しおかぜと特急いしづちで運転されている。振り子式車両であり、従来のキハ181系キハ185系よりも所要時間を大幅に短縮した。全車が松山運転所に配置されている。

 

 営業運転での最高速度は130km/hだが、当初は150km/hでの営業運転を行う予定があった。これを反映するかのように試作車では160km/hの試運転を湖西線で行っており、最高速度158.9km/hを記録したものの、搭載した電磁吸着ブレーキがレールに負荷をかけるためか150km/h運転を見送った。(もっとも、150km/h運転には特殊な信号と踏切のない閉鎖線路が必要であり、費用対効果の面もあったと思われる)

 

 2004(平成16)年からは外装・内装のリニューアルを行っており、2006(平成18)年に全編成のリニューアルを完了した。

 内装では、指定席車の洗面台に愛媛名産の砥部焼が使われ、ドアやシートの変更などが行われている。

 

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マツS5/高松駅

△上の写真の反対側。2両編成であるが、地味に日本最短編成の電車特急だったりする。

 

マツL1/松山駅

△特急「しおかぜ」用のL編成。5両編成であるが、多度津まではいしづちと併結するため、7〜8両で運転される。ドアが赤いのは半室グリーン車だから。

 

△砥部焼の洗面台。リニューアルで指定席車は若干ゴージャスになったものの、自由席車はどこが変わったのかイマイチよくわからないのが素敵すぎる。